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膝蓋骨亜脱臼の症状を緩和するトレーニング!効果的な保存療法3選

膝の痛み

『膝蓋骨不安定症』と聞くと聞きなれない疾患名ですが、あまり知られていない割に臨床現場ではよく遭遇する疾患の一つですね!

ここ最近でいえば、「ラブライブ!」で声優を務める人気声優の南條愛乃さんが膝蓋骨の不安定性があって半月板を損傷したと報告されてますね。

臨床では、よく遭遇するとはいえ、巷ではあまり知られていないし膝蓋骨不安定症。実際に臨床で行われている治療法を紹介します。手術療法以外の保存療法を中心にお話しするのでセルフケアとして家でもできますよ!


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膝蓋骨不安定症ってどんな病気?

膝蓋骨不安定症は文字通り膝蓋骨がグラグラと不安定な状態な状態になっています。

原因は膝蓋骨や大腿骨の形成が完全でなかったり、筋肉や靱帯などの組織が硬くなっていて脱臼方向に膝蓋骨が引っ張られている場合、膝蓋骨の位置が通常よりも高い位置にあったりと人それぞれ原因が分かれます。

人によって膝蓋骨の不安定度も違っていて、完全に脱臼してしまう人もいれば亜脱臼の状態で止まっている人もいます。

【膝蓋骨不安定症の症状は?】

☑ 膝内側の痛み

☑ 歩くと痛い

☑ じっとしていてもじくじく痛む(自発痛)

☑ 膝がガクッと急に抜ける(膝崩れ)

☑ 膝蓋骨の内側に押すと痛いところがある

などの症状が特徴的です。これらの症状からだけでは、実際は判断するのが難しいです。他の膝疾患と症状が似通ってますからね。

そこで治療家は、膝蓋骨不安定症を確認するテスト法を用いて膝蓋骨不安定症の有無を確認しています。

【膝蓋骨不安定症の確認方法(徒手検査:テスト法)】

①膝の圧痛部位の確認

膝周りを指で押してみて一番痛いところを探します。その時に一番痛いところが膝の内側で膝蓋骨沿いであればその場所に原因があることが推測できます。

②膝蓋骨圧迫テスト

膝を伸ばした状態で、膝蓋骨を押してみましょう。その時に痛みがあるようであれば膝蓋骨圧迫テストは陽性です。膝蓋骨の関節面に何かしらの痛みの原因があることがわかります。

③アプリヘンジョンテスト

膝関節を伸ばした状態で膝蓋骨を外側へ押し出していく。この時に恐怖感がある場合を陽性。

膝蓋骨不安定症に効く筋トレ

膝蓋骨を安定させるために筋力トレーニングが効果的です。特に大腿四頭筋の内側広筋が弱っている人は、膝蓋骨が外側に抜けやすくなるので筋力をつけて膝蓋骨が抜けないようにしないといけません。

ここでは、四頭筋を鍛える方法を3つ紹介します

パテラセッティング

【開始姿勢】

床に座った状態で、膝を伸ばし、膝下に丸めたタオルを入れます

【目的】

膝を動かさずに大腿四頭筋を鍛える。膝関節が動かないので運動による痛みが出ている人でも行えるトレーニング

【手順】

①太ももの前面に手を置いて、四頭筋の緊張を感じ取れるようにしておく

②膝下の巻いたタオルを押しつぶすように押さえる

③四頭筋に力が入ってるのを確認してから10秒間力を入れたままにする

④これを3セット行います。

【ポイント】

☑ 大腿四頭筋に力が入っていることを感じることが大切

 

チューブトレーニング

【開始姿勢】

椅子に座った状態で足にチューブを引っ掛けた状態で始めます

【目的】

大腿四頭筋の動的な筋力トレーニング。体重がかからないので歩行時に痛みがある人でも行えるトレーニング方法

【手順】

①大腿四頭筋を両手で触って太ももが動かないように固定する

②ゆっくり膝関節を伸ばしていく

③膝を完全に伸展したらゆっくり膝を下していく

※膝を下すときは、上げる時の2倍ゆっくり足を下すようにする

【ポイント】

☑ 大腿四頭筋に緊張を感じれるまで膝関節を伸ばす

☑ 足関節は曲げた状態で、親指を天井に向かって足を上げていくと力が入りやすい。外側につま先を向けても力が入れやすいですね。

 

スクワット

スクワットは、膝関節に負担をかけやすいトレーニングなので痛みが、あるうちはやらないようにした方がいいトレーニングだが、体重が負荷となって、過程で行う筋力トレーニングでは、効果の高いトレーニング方法です。

【開始姿勢】

膝上にボールをセットした状態(両手でボールをもつ)で、立位で行う

【目的】

大腿四頭筋の筋力強化をすることで膝のお皿の安定性を増す

【手順】

①足幅は、肩幅に開き、膝の間に挟んだボールが膝に当たらないように体を地面に沈めていく

②この時に膝とボールが接触しないように心がけておく

③しゃがみこんだ後は、ゆっくりと起き上がります。

④これを10回3セット行います。

【ポイント】

☑ 膝が内側に入り過ぎないように気を付ける

☑ 痛みが出やすいトレーニングなので、痛みがあるうちは、


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膝蓋骨不安定症用の装具療法

整形外科で必ず処方されるのが膝蓋骨不安定症専用の装具です。

 

膝蓋骨不安定症の人は、膝蓋骨が外側に外れる傾向にあります。この装具の特徴は、膝蓋骨の外側にスポンジを装着するところですね。

 

このブロックするためにセットしたスポンジが膝蓋骨が外側にズズズッと抜けてしまうのをブロックする効果があります。

 

この装具を使用すると必ず膝蓋骨の亜脱臼が防げるのかというと…完全には防げません。亜脱臼しにくくなるもの、不安感を解消するアイテムという認識を持ってもらうといいですね。

 

装具の装着方法は、膝蓋骨の外側にブロックするスポンジをセットして、他のベルトを締めるだけです。ベルトは、装具のメーカーごとによって多少異なるので説明書通りにベルトを巻いてくださいとしか言えませんが、ポイントとして必ず立った状態で最後締めなおすようにしてください。座った状態で巻いた場合は、筋肉に力が入っていないので立つとゆるみが出ます。

 

動いているとズレてきますので必ず座って装着して、立った状態(体重がかかった状態)で締めなおすことをするようにしてください。


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運動時にしようすると効果の高いテーピング

膝蓋骨不安定症の症状が落ち着いて、競技復帰するときに使用することをお勧めします。

装具を使用した状態でプレーできるのであれば問題は、ないですが多くの場合で装具の邪魔臭さを感じるはず…

装具よりは安定性を出すのは難しいですが、安定性と安心感を保ったままプレーをすることができるようになるのでテーピングは復帰時にはおすすめの方法です。

【開始姿勢】

椅子に座った状態で始めます

【目的】

膝蓋骨の安定性を高めて不安感を軽減する目的

【手順】

①初めに30センチくらいのテープを2本用意します

②テープを半分に折り曲げて真ん中に切れ目をいれます

③それを内側から外側に向けて少し引っ張りながら張るんですが、切れ目を上と下に引っ張りながら膝のお皿の部分にテープがかかるのではなくてお皿の縁をテープが沿うようにして貼っていきます。

④二枚目は、少し内側の下から貼り始めます。

⑤斜め上に向かい引っ張りながら張っていきます。貼り方は一枚目と同じくお皿の縁に沿って貼るようにします。

【ポイント】

☑ 内側から張ること。テープの戻ろうとする力が内側に向くようにする。

 

ここまで膝蓋骨不安定症に対する筋力トレーニング方法、装具療法、テーピング療法について話してきました。

膝蓋骨不安定症は、症状を繰り返しやすい疾患です。また、不安定性の程度も人によってさまざまなので一概にコレが効くとは言いにくい疾患でもあります。色々な治療を組み合わせて治していきましょう。

リスカラは、膝蓋骨不安定症で悩んでいるあなたのためにより良い情報を提供していきます。

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鍼灸師・柔道整復師である私は、整形外科と脳神経外科での勤務経験を活かした健康情報を皆様に提供します。このサイトを訪れてくれた方は、「自分のことは、できるだけ自分で治したい!」「今ある症状は大丈夫なのだろうか?」など悩みを持って訪れたのだと思います。安心してください。ここでは、長年の経験から、実際の現場で使われている治療法やみんなが知らないような最新の情報をまとめて皆様にお伝えします。今一度、ご自身の体の悲鳴(症状)に耳を傾け、上手に身体と付き合っていきましょう。